東六甲前衛/西宮・越水社家郷山塊 樫ヶ峰〜小笠峰〜外れ峰〜大平山

阪神 (五万図=大阪西北部)
      山行日 2001年01月14日 
      ルート 譲葉台(岩金橋)〜樫ヶ峰457m〜エデンの園 
      盤滝〜キャンプ場(四季の道)〜長谷峠(林間ルート)〜馬の背岩展望台・キレット峰
      盤滝〜社家郷大滝(キジ谷ルート)〜外れ峰〜小笠峰〜小笠峠〜大平山(六甲全山縦走コース)


西宮市・甲山の北と東六甲縦走尾根の中間に社家郷山塊(樫ヶ峰や小笠峰)があります。山名はご存知無い方も多いと思いますが盤滝は逆瀬川沿いに六甲ドライブウェイや西宮北トンネルを抜けて船坂や有馬/三田方面への交通要所です。車で山越えの場合は大谷乗越や大平山下を通って船坂へ出ます。


冬場の近郊・散策コース(決まらないときは)社家郷山です 樫ヶ峰〜大平山  H13.01,14

西宮市内か、または宝塚方面から逆瀬川沿いに西宮北有料道路(トンネル)に向うと甲山北方・西宮カントリ倶楽部があります。東六甲の前衛の山塊で、起点を社家郷山キャンプ場にすれば幾つかのコースで周回出来尾根ルートは展望も良い。県立宝塚西高校の西にある公園から譲葉台に向います。この道はエデンの園前を通り大谷乗越 (東六甲縦走路中で車道を横断)や小笠峠へ出ますが、住宅地内から岩倉山や行者山へのコース分岐がありますので今後の山行計画(エスケープ等)に加えてください。公園からの直線道路が右へカーブし橋(岩金橋)を渡る手前にカーブミラーがあり此処が樫ヶ峰登山口です。

歩き始めてすぐ左へ急登ですが展望の良い尾根に直ぐ出られるので辛抱です。正面に六甲最高峰・西/東お多福山、 振り向けば甲山と阪神間のビルや街並み、生駒〜金剛の山がかすんで見えます。勿論 瀬戸内海(大阪港・西宮港・神戸港)が白く輝いています。樫ヶ峰山頂は展望の無い味気ない場所ですが 2分も歩けば馬の背岩展望台に着く。直ぐ西方にキレット峰がありますが、馬の背岩から東三ッ辻出合へ出て猪池を経てキレット峰の展望台へは約15分です。 崩壊の進む荒れた尾根で下るのは危険。登るならキャンプ場〜(四季の道)経由のキレットルートを注意して辿れば・・推奨は出来ませんが。馬の背岩と東三ッ辻出合の間に東へ下る急な薮の尾根があり、展望台から夏場なら下の河原に集う人々の嬌声が聞こえてきます。河原に向って痩せてガレ場を覗かせる尾根を下り河原・エデンの園を経て公園まで戻れば、逆瀬川から譲葉台やエデンの園前まで阪急バスが定期運行されています。

参考タイム 岩倉橋⇒25分⇒樫ヶ峰461m(2分)馬の背岩展望台(3分)東三ッ辻出合(5分)猪池7分⇒キレット峰
         焼石原側(譲葉台)への下降点⇒12分⇒河原⇒15分⇒岩金橋を経て公園



西宮カントリー倶楽部から西宮へ左折する地点が盤滝口で右折すると六甲保護荘 ・かぶとやま荘があり老人介護用かぶとやま?温泉があります。もともと、この付近には源泉があり今は記念碑と建物跡がゴルフ場と車道に挟まれた狭い場所に残っていますが・・・次の登山口及び駐車場所は 盤滝口から直進し西宮北道路への逆瀬川沿いに進み橋の手前に登坂車線の標識手前に一方通行の道を左折します。 この道は、奥池方面へのコースもありますが、トンネル完成以前のもともとの道で六甲ドライブウェーと合流する辺りに盤滝があります。 左側にはズット駐車スペースがありますので適当に。 これより逆瀬川へ戻りコンクリートフェンスの切れる辺りで河原に降り対岸へ。

左キジ谷の標識があります。 キジ谷は右の枝谷に入っていきますが大きな堰提下に社家郷小滝が有ったのですが今はなくなり周辺は岩場だ。堰提を右に巻き上がり石積みの堰提は直登してやがて社家郷大滝(5m程)に出る。 右手に新しい鎖を頼り登ります。谷を詰め終えれば外れ峰への尾根に出ます。外れ峰は樹林の中で展望は望めませんし先へのコースが無く段々薮に戻りつつあるようです。樫ヶ峰からの縦走路に出ます(小笠峰出合)。 左キジ谷の標識を右に辿れば社家郷山キャンプ場に出てきます。大きなコース案内板があり四季の道周回ルートから林間ルートを長谷峠〜東屋(展望台)〜西三ッ辻出合のコースがお勧めです。 管理棟横からのコース、四季の道の三叉路は中央を進み直ぐ右の尾根急登にコースを採ってください。上部に鉄塔が見え縦走ルートに出ます。鉄塔前を左へ30m程で壊れかけた社があります。 菊理姫之命・社家郷山大神・毘沙門天王の三社を祀る祠です。下り切れば長谷峠。右へ樫ヶ峰コースを分けます。その先で又右へ下る細い道はキレット峰への谷沿いの道のようです。(未調査)これより登り坂。 道も良く展望も良くなってきますので我慢、我慢です。東屋風休憩/展望台ですが樫ヶ峰やキレット峰は展望無し。縦走路(西三ッ辻出合)から右折すれば馬の背岩展望台を経て樫ヶ峰です。左折は小笠峰を経て小笠峠です。 車道の山越えで(船坂/有馬/三田)有馬街道へ出る道です。

参考タイム 盤滝口(10分)キャンプ場⇒18分⇒長谷峠⇒15分⇒東屋展望台(10分)社家郷山489m(数m先が西三ッ辻出合です)⇒10分
        ⇒東三ッ辻出合⇒ 馬の背岩展望台を経て樫ヶ峰山頂まで約7分です。
        西三ッ辻出合⇒5分⇒小笠峰出合⇒5分⇒小笠峰490m(7分)
       小笠峠小笠峰出合(5分)外れ峰489m⇒(3分で外れ峰分岐)⇒15分⇒キジ谷を下り社家郷大滝(5m)⇒盤滝口へ(15分)


樫ヶ峰〜小笠峰縦走ては物足りない方は、小笠峠より大平山(682m DoCoMo無線中継所)へ。
小笠峠に降立ち向い左のガードレールの間から谷に入る踏み跡を辿ります。馬の背岩辺りから大平山を見れば大きく崩れた岩場が2箇所目に付きます。 その岩場の下辺りの谷筋より急な尾根へ取り付きます。谷筋も此処が核深部で連滝を越え3m〜8mの滝が3〜4個連続するところですが水量がいつも少ないので谷筋を詰め最後僅かの藪漕ぎで直接、 大平山DoCoMo無線中継所への車道に飛び出したことがありますが、今回は滝の左手の尾根にロープ伝いにのぼります。最後は六甲全山縦走の白い案内板の前に出ます。

参考タイム  小笠峠⇒15分⇒連滝のある核深部⇒28分⇒六甲全山縦走路(5分)大平山3等3角点682m

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