波豆集落からは富士形の山 たかつこ山(波豆富士)
兵庫(北攝)  地図(五万図=広根)
 新大橋(バス停・羽束川 )〜神戸水道局施設〜たかつこ山〜波豆  2001年04月01日
  ふるさと富士 波豆富士

宝塚市の富士新大橋〜羽束川沿い・たかつこ山(波豆富士)〜波豆 H13.04.01

宝塚市街から大峰山の麓・十万辻を経て「神戸水道・千刈ダム」の北端の波豆を過ぎ 新大橋を渡った西詰めに車道と別れて 小さな橋を渡ると関西学院大学の千刈キャンプ場入り口です。此処はバス停・羽束川で車道の両サイドの空きスペース! に御迷惑でしょうが暫らく駐車させてもらって新大橋を渡り返します(AM8:10)。千刈ダムに流れ込む羽束川の流れが三田・志手原と宝塚 ・大原野を結ぶ県道のダム上流に懸かる橋の少し上流まで湖になっており翠濃い神秘の色を湛えています。
関西学院千刈キャンプ場から望む:たかつこ山(波豆富士)

新大橋の東詰めには地蔵石龕が祀ってあります。宝塚市の指定文化財(昭和16年11月指定)で応永24年(1417)室町時代のもので寄進者は将棋好きだったのでしょうか舟形光背ではなく?、将棋の駒型なのが珍しく、地蔵を表す種子(梵字)も刻まれています。地元では羽束川を挟んで羽束山山中の石仏を東向き観音と呼ぶのに対し、この地蔵を西向き観音と呼ばれ信仰されているようです。この頃から地蔵か観音か分からないほど磨耗していたのでしょうか。?地蔵の杖が見えるようですが・・・高さ約75cm程の仏様です。新大橋の上からもたかつこ山のまるい頂が湖面に姿を映しているのを望めますが、 どう贔屓目に見ても波豆富士を連想させる山容ではありません。 石仏から湖にそって上流・羽束川沿いに遊歩道のような道が続いていすが神戸市水道局の巡視路のようです。次々と現れる「KXXX」の石標を 「北攝と丹波の山」兼武さんのHPデータを参考に注意しながら歩いてはいたのですが「K190」代からは目的の「K185」どころか石標は古い境水柱に変わって続き、ぬかるんだ道を避けながら終点の疎水(貯水か?) 管理所のような施設に着きここから先は行き止まり。川の対岸は車道ですが …此処には神戸市水道局の基準点がありました(AM8:30)。
地蔵石龕

此処から山頂へ踏み跡は無いが引返さなくとも山頂までの比高は無さそうなので山側の潅木の中に突き進むが、すぐ上部にも小道があり 「K103とk104」石標の並んでいる間の窪地を伝って10分程で木器 (こうづき)からの踏み跡に合流して程なくたかつこ山(波豆富士4等三角点 347m AM8:50)に到着です。高頭(たかつこ)山とも高束(たかつか)山とも呼ばれる静かな低い雑木林の中の山です。 北面を除き展望が拡がります。大船山から先週訪れた三蔵山、北攝・堂床山〜三草山、大野山のアンテナ群、剣尾山も姿を見せる比較的良好の展望です。尾根通しに南へ下る 明確な道がありテープも有るが尾根 途中で突然テープも道も途切れる所がある。 右手は深い藪の急斜面の様です。左下へはブッシュも少ないので此方を下ると、直ぐに小さな池の端に出た。池の周りは踏み後など無さそうなので少し巻き気味に左手よりに下ると小道が現れた。 この小道も下るにつれて左右から細い道が合流したり並行に下っていく。
千刈ダム畔から望む:たかつこ山(波豆富士)

広い道・広い道へと探りながら進んで集落奥の貯水池に出て来た。此処まで来てやっとたかつこ山が富士だと思える姿を水面に見せてくれる(AM9:15)。 林道への坂道を挟んでは六地蔵が並んで見送ってくれます。波豆集落と田圃の並ぶ真っ直ぐな道は車道(八幡神社と普明寺橋の中間点)に出て一路、新大橋の駐車場所に戻ります(AM9:25)。 此れより三田に入り羽束川上流をめざして車を走らせます。(参考)多田源氏由緒のある慈光山普明寺は此処にあるバス停から千刈ダムに懸かる赤い橋を渡って 500mばかり。 寺の前を通ってダムに沿って千刈ダム堰提〜不動岩〜JR道場へのハイキングコースがあり、これからの花の季節に良さそうです。

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